平素よりお世話になっております。 株式会社ABCオフィスの森です。 この度、令和5年度の補正予算が成立し、 関連資料が公表 されました。今回のブログ記事では、この補正予算の概要と、特に中小企業経営者様が押さえておきたいポイントについて解説いたします。 令和5年度の補正予算は、経済産業省合計で4.5兆円を超える規模で策定されました。昨今の 国内外の経済情勢の不安定さを背景に、景気対策や物価高騰対策といった 中小企業や小規模事業者への幅広い支援策が含まれています。 以下に、予算概要をまとめた表を示します。 中小事業者様におかれましては、ナンバー部分をピンク色でマーキングした「 2.地方・中堅・中小企業を含めた持続的賃上げ、所得向上と地方の成長を実現する」カテゴリが関連いたします。 当該カテゴリ内の最新の施策に関する情報を以下にまとめました。 特に大きな変更は、今まで多くの事業者様にご活用いただいてきた「中小企業等事業再構築促進事業」が再編され、 実施決定分の「事業再構築補助金」と「中小企業省力化投資補助事業(新設)」の2本柱で構成されることとなった点です。 「中小企業等事業再構築促進事業」の目的として、その時々の時流に沿った中小企業の経営に資する施策を執り行うといったものがあり、コロナ対策から物価高対策にその軸足が移ったものと思われます。 特に 「中小企業省力化投資補助事業」に関しては 、「カタログを用いた投資品目の選定」を実施することが要件となっており、今後の追加情報に注目が集まっています。 以下に、 「中小企業省力化投資補助事業」に関する、 令和5年12月1日時点での公表資料を示します。 こちらについては、まだ投資品目が示された「カタログ」が未公表であるため詳細については後日お知らせいたします。 従業員5名以下で200万円(総投資額400万円)までの補助上限、従業員数21名以上では最大1,500万円(総投資額3,000万円)と公表されているため、比較的小型の配膳ロボットから、大型の製造業向けメカトロニクス機もしくはロボットが対象になると考えられます。 また、前年度に引き続き、「ものづくり補助金」、「IT導入補助金」、「小規模事業者持続化補助金」は継続ということになりました。 以下に公表分の資料を示します。 「ものづくり補助金」に...
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